何か重要な、大切な決断を下す時には、
参考に、たくさんの人から意見を聞いたほうが良いと思います。
信頼できる人からアドバイスをもらうこともいいでしょう。
ただ、最終的な判断、決断は、自分一人で行わなければならないものです。
それに、その決断後も、
自分一人の力で道を切り開いていくぐらいの覚悟を持っていたほうがいいのでしょう。
これが人として「自立する」ということなのかもしれません。
いつまでも周りの人たちに甘えているようでは、
自立して生きることはできないでしょう。
イギリスの詩人、ウィリアム・ブレークは、
「どんな鳥でも、巣立ちの際には、自分の翼で飛び上がっていくほかはない」
という言葉を残しているそうです。
人間の自立も、鳥の巣立ちと同じで、
自分の力で決断し世の中へ出ていくしかないということ。
「人から何かしてもらう」ことばかり考えるのではなく、
「世の中の人のために、自分に何ができるのか」
これを考えることができるようになった時に、自立の扉、カギが開くようです。
「人のお世話にならぬよう。人のお世話をするよう。そして報いを求めぬよう。」
岩手県生まれの医師・官僚・政治家として
台湾総督府民政長官。満鉄初代総裁。
東京市第7代市長、ボーイスカウト日本連盟初代総長。
東京放送局(のちの日本放送協会)初代総裁。
著名な後藤 新平氏の言葉だそうです。
お世話にならず、人のお世話を、報いを求めずに淡々とするのが自立した人。
自立した人でありたいものです。