たとえばの話。
ここに、姉と弟の二人きょうだいがいる。
姉は毎月、お給料の1割を貯金している堅実派。
一方の弟はギャンブルが大好きで、
自分のお給料のすべてギャンブルに使っている。
だんだん、お給料の範囲を超えるお金をギャンブルに使うようになり、
借金をつくってしまった。
弟が姉にこう言うかもしれません。
「ねぇちゃん、金、貸してくれ」とか。
このとき、姉はどうすべきか?
最初は、姉は「弟だから」「身内だから」という情にしばられて、
弟の借金の保証人になったり、肩代わりをしようとするかもしれません。
『ふざけんなっ!ギャンブルやったの、アンタでしょ』
自分がやったことの責任は自分でとりなさい、と、弟に教えてあげる。
そのように応えるのが正しい!?
ギャンブル等で借金をつくってしまう人は、
一度は誰かがそれを解決してやったとしても、
たいていまた同じことを繰り返すらしい。
なぜなら、自分でそれを解決していないからだという。
借金の話は横に置いておいて、
世の中の、自分にふりかかる問題もすべてそれは同じ。
自分に起こった問題を、自分で解決しなかったとき、また同じことが起こる。
なぜなら、学んでいないかららしい。
自分の問題は、自分で解決するように、できるように。
自分の心持ち、考え方、捉え方で解決できることもある。