最近、芸能界、自分の身の回りでも「がん」を良く聞きます。
治癒する人、そうでない人
いろんな理由はあるのでしょうけど。
がんの治療にこころの在り方がとても重要な意味をもっているという。
当たり前と言えば、当たり前の話。
こころの在り方のひとつである「あきらめない」気持ちが、
間違いなくプラスに働く。
ところが、あきらめない強い気持ちをもってがんに立ち向かっている人は
症状の経過が良いかといえば、決してそうとは限らないそうです。
さて、これはどういうことなのか?
「絶対に治っていく!」というあきらめない信念。
でも、この信念が強すぎると、執着となって良くないというのです。
諦めない気持ちと執着。
あきらめない気持ちと執着とは、どこで線引きしたらいいのでしょうか?
治るんだという気持ちはいくら強くてもいい。
でも、その脇の方で、いつでも死ねるという気持ちを持つということらしい。
「そんなことはできない」という人も多いでしょう。
できるかどうかは別にして、
あきらめない気持ちの脇に、いつでも死ねるという覚悟を決めることは、
甘い食べ物に塩をひとつまみ加えることで甘みが増すように、
生命力をアップさせるのかもしれないという。
これは、がん、病気に限った話ではないように思います。
あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない。
気持ちの脇で「思った通りにはいかないこともある」
という気持ちを持つていると違うのかな?!