国内のコンビニ店舗数は6万店に迫っているという。
関係者では「新たに出店するところがなくなってきた」といった声も。
そうしたなかでも、
いまだ急成長しているところがある。
略称ファミマ、
ファミリーマートが運営している「自販機コンビニ」が順調に増えているという。
12年に本格始動したときには750台ほどだったが、
17年7月末現在で2118台に。
設置台数は5年ほどで、2.8倍ほどに増加。
マシーンの高さは183センチ、幅は116センチで、
30本ほどの飲料が入る自販機とサイズはほぼ同じ。
もちろん24時間稼働しているが、
商品は原則1日1回しか補充しない。
マシーンの中に、おにぎり、弁当、パン、スナック菓子などが並んでいて、
利用者はお金を投入して、自分が欲しいモノを購入する。
という当たり前の流れ。
ちょっとミソは、設置場所。
道路に面してということではなく
会社の事務所が入った高層ビルの中に設置するケースが多いそうです。
たしかに上層階で働いていて、
ランチタイムに1階にあるコンビニで買い物をしようと思ったら、
エレベータに乗るのに待って、コンビニのレジで並んで、
またエレベータに乗るのに待って……となる。
そんなに時間がかかるのであれば、
仕事場にある自販機コンビニでおにぎりを買おうという人はいるでしょう。
病院の中、駅の中、パチンコ店の中など、あらゆるところにあるコンビニ。
知恵を絞っての競争ですね。