「だまされてよくなり、悪くなっては駄目。
いじめられてよくなり、いじけてしまっては駄目。
ふまれておきあがり、倒れてしまっては駄目。」坂村真民さんの詩
麦踏みが思い浮かびます。
麦は踏まれることで大地に力強く根を張ることができるわけです。
過保護では駄目。
踏まれても倒れずに起きあがる力は、踏まれることで育つ。
大切なことは、踏むべき時期があるということ。
地にはりついている幼い時に、しかも愛情をもって踏む。
大きく育ってから、
しかも乱暴に踏んだら、折れるばかりで立ちあがることはできない。
麦ではなく、人間でも同じですね。
たくさんの苦労をしたのに、
それが顔に出てこない人がいる。
むしろ、味のある顔、いい顔になっていたりする人がいる。
苦労と闘わずに、苦労を味わい、楽しんだのでしょう。
反対に、苦労が顔に出て、暗くて、重いオーラがただよっている人も。
苦労に対して、不平不満やグチ、泣き言を言ったり、いじけてしまった人。
いい顔の人には、笑いがあり、感謝があるのかもしれません。
だまされても、いじめられても、踏まれても…
そのことがあったおかげで今の自分があると、
感謝できる人になりたいものです。
おかげさまの心