東京の武蔵野市、三鷹市にまたがる東京都立井の頭公園。
その公園のシンボルとでも言える井の頭池。
その池で、水を抜いて水質浄化し、「かいぼり」が行われているそうです。
「かいぼり」とは外来生物を駆除する作業のこと。
1月13日は水位が膝下まで下がった池で、
市民ボランティア約100人が魚や亀を捕獲。
駆除する外来種と保全する在来種に選別したそうです。
「かいぼり」は都や両市などが実施し、
今回は2013年度と15年度に続き3回目。
過去2回と比べて、
国外からやってきた外来種が減って
もともと国内に生息する在来種が増えたそうです。
井の頭池は四つに区分されていて、このうち「お茶の水池」で魚を捕獲。
外来種はブルーギルなど、在来種はナマズやスッポンがみられたという。
この日捕獲した外来種は魚類4種160匹、
エビ亀類など4種148匹。
在来種は魚類5種298匹、エビ亀類など5種1372匹。
総数で在来種が大きく上回った結果。
自転車などの粗大ゴミも大幅に減り、公園利用者の意識が向上した!?
1月下旬から3月初旬まで、池の底を天日干しして環境を改善した後、
在来種を戻す予定だそうです。
国内のあちこちで外来種による生態系の破壊を心配する声がありますね。
外来種が、生命力、繁殖力などが強いところが厄介ですね。
日本古来の生物が、絶滅してしまうのは寂しいです。