昔から、
親に勧められて、力士や僧侶になった者で大成したものは少ない、
といわれているそうです。
たいていの親は、自分の子供が安全に暮らしていけそうな道を勧めるものです。
力士や僧侶、芸術家などは将来成功するかどうかまったく見当がつかない。
確実性のない職業には親は賛成したがらないものです。
その親の反対をも押し切ってやり抜く強固な意志がないと、
功績を残せる人物にはなれないということですね。
「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にす」という格言。
困難や苦労を重ねることによって人は成長するという意味。
大事業を成し遂げた人や、
歴史に名を残すような宗教家や政治家は、
家柄や学歴などとは関係なく自分を鍛え上げているという。
困難や苦労は、確かにその瞬間は、嫌なものです。
人生は選択の連続です。
右に行くのか左に行くのか、
白をとるのか黒をとるのか、
どんな物事も決定はつきつめると最後は二者択一。
ならば、逃げる避けることのできない困難や苦労を
前向きに捉えて
「なにくそ負けてたまるか」
自分自身をもう一段高いレベルに成長させるようにできたほうがいいですね。