「喜び」はすべてをよい方向へ動かすらしい。
これを強く主張した江戸時代の神道家。
1850年に70歳で亡くなった黒住宗忠氏。
彼は修行がようやく実を結ぼうとしたところ、
7日間の間に両親を失い、しかも結核になってしまった。
医師も見放し、絶望の淵をさまよっていた。
ふとしたことにより、
この本当の心は喜ぶことを好むと悟ったという。
それからは、
周囲の人が気がおかしくなったのではないかと思うくらい、
絶え間なく笑ったという。
すると結核も次第に治ってゆき、ついに病が完治したという。
人の持っている明るさはすぐに伝染する。
明るさは、 上機嫌な人に宿り、不機嫌な人には寄り付かない。
そして、上機嫌な人は、いつも陽気で、笑いがたえない。
「心は喜ぶことを好む」
いつも機嫌よく、笑いのたえない人生をおくりたいものです。