普段何となく見ている景色。
人間の目の網膜には3色の光受容細胞がある。
人間の目で感じ取ることができるのは"赤"、"緑"、"青"の3色だけ。
光を赤、緑、青の3色に分けて感じ、
それを合わせて紫やオレンジなど
いろいろな中間色を認識しているわけです。
闘牛は赤い色を見ると興奮し、
攻撃してきます。
でもその網膜を調べてみると
"青"と"オレンジ"の2種類しか見えていないそうです。
闘牛士の振る赤色の旗は
ヒトが見ているような
あの"赤"には見えていないということ。
そんな赤ですが、
試合の勝率を上げる色であるといわれています。
ボクシングやレスリングなどの格闘競技には
選手のウエアやプロテクターに
赤色や青色が使われているケースは多い。
赤色を着用した時と
青色を着用した時の勝率は、同じなのでしょうか?
アテネ・オリンピックの格闘競技4種の試合結果を調査した結果、
赤の平均勝率は55%で
青よりも10%高かったそうです。
また、鳥には面白い話があり、
胸羽の模様が赤色のものと緑色のものがいる
ブンチョウに似たゼブラフィンチという鳥は
赤色の方が餌をとるのが上手いそうです。
そこで緑色の胸羽を、赤色に染めると
その鳥の餌をとる量が増えるそうです。
実際何色に見えているのかは別として
赤色というのは、影響を与える色なのですね。