地域の子供たちに温かい食事や居場所を提供する「子供食堂」。
その食堂が全国で2千カ所を超えたそうです。
子供のために交流拠点をつくりたいと思う人が増えたのでしょうね。
東京の335が最も多く、大阪219、神奈川169。
200カ所の食堂に関しては年間延べ11万5千人程度の子供らが利用。
それを考えると、2千カ所超では同100万人以上が利用していると予想される。
子供食堂は、貧困家庭や、親の帰宅が遅い家庭の子どもらに無料または低額で食事を提供。
平成24年に東京都で名付けられたのが始まりと言われ、
子供貧困が問題になり、ボランティア活動として広がってきたそうです。
子供だけでなく、協力している大人も支援を通して地域での役割を見つけ、
つながりを深めているようです。
支援者は活動を通して子育ての実情を知るだけでなく、
顔と名前を覚えることで防犯活動にもつながっているという。
共働きの家庭では、子供が1人で食事をとることが増えがちで、
子供食堂は、独りぼっちになる時間を埋めることができる。
子供食堂は子供たちの交流の場として定着しつつあるが、
運営には不安もある。
米や野菜を農家などから分けてもらうなど、
食材費の多くは寄付でまかなっている状況。
子供たちを迎えるボランティアをどう確保していくかも大きな課題で、
自治体が手を差し伸べるケースも増えている。
埼玉県では今年から食堂と支援者を結びつけるネットワーク事業を始まったそうです。
こういう場を設けることで貧困の子供の発見ができ、
早期の支援につながればいいですね。