1809年、ケンタッキーにある赤ん坊が生まれた。
父親は貧しいうえに、浮浪者であった。
母親は子どもが9歳のときに他界した。
すべてのチャンスは待っているだけではなく、
自分で探さなければいけないと言い残して。
父親が反対し、彼は本を読むことも許されなかった。
その彼の名はアブラハム・リンカーン。
「探せ、さらば見つけられるだろう」という言葉は、
人は何であれ、まず探さなければそれを手に入れることはできない、という意味。
「待て、されば訪れるだろう」とは意味が違う。
ある父親が息子の通信簿を見て、そのあまりの劣等生ぶりに愕然とした。
父親は息子に法廷弁護士になってもらいたいと思っていた。
少年は落伍者だった。
この人物は、ウィンストン・チャーチル。
彼は法廷弁護士にはならなかった。
ただ英国史上最も偉大な指導者の一人となった。
失敗とは人間を立ち止まらせ、
その人生を考えさせ、チャンスを探させる、
成功の前兆といえるかもしれません。