日本の少子化問題。
2017年の年間出生数は94万人ほど。
2年連続での100万人割れという危機的状況に。
なぜ、
ここまで深刻な状況になってしまったのだろうか?
戦後のベビーブーム期には270万人近くに及んでいたという。
わずか70年ほどで3分の1になった計算。
一般的に、文明が成熟すると少子化は進むもの。
だが、文明の成熟だけで少子化が起こるのであれば、
先進国はすべて少子化に直面しているはず。
だが、実際には、そんなことはない。
人口が減るのは日本、ドイツ、韓国だけ。
中でももっとも減少幅が大きいのが日本の67.7。
韓国は89.9で、ドイツは79.1。
それ以外の国はどうなっているのか。
アメリカは142.1と今より40%も増加の見込み。
オーストラリアは163.1と大幅な増加が予測されているという。
イギリスが131.4、フランス116.8、イタリアは102.8。
同じ先進国でもこれだけの違いが。
残念ながら、今となっては日本の少子化はそう簡単には止まらないらしい。
「銀も金も玉も何せむに 勝れる宝子に及かめやも」山上憶良。
1000年以上の昔からも、ずっと子供は宝だった。
少子化に歯止めがかかることを願います。