わたしたちはこの地球上で肉体を持ったときのみ、
進歩・成長することができるという。
肉体がない魂のときにはできない。
天国は、いつも鳥がさえずり、花が咲き乱れ、何の憂いも心配もないところだという。
しかし、
この世においては、
人間は、事故や病気、仕事のトラブル等々、
思い通りにいかないことが多い。
それを「四苦八苦(しくはっく)」という。
生・老・病・死の四苦、それに
愛別離苦
怨憎会苦
求不得苦
五陰盛苦を加えた八苦。
これらの四苦八苦を乗り越えたときに、人間は成長する。
これらの苦しみが、磨き砂となって磨かれるから。
嫌なことや苦しいことがあったとき、
不平・不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言わないか。
もし、それができていなかったら、
できるまで何回もそれらはやってくるという。
なぜなら、成長の機会を与えて下さっているのだから。
「あの苦しいことがあったおかげで、今の私がある。感謝しかないなぁ…」
というレベルなら、魂はかなり成長しているといえるでしょう。
一般的に辛い、悲しいと思われる出来事も、
見方を変えれば優しさを取り戻すためのものであり、
謙虚さを取り戻すためのものだった、ということにもなりえる。
成長とは 、
物事の見方・とらえ方が進歩することらしい。