日本を訪れた外国人が驚くのが、遺失物が持ち主に戻る確率の高さ。
2016年に東京都で落とし物として届けられた現金は36億7,000万円にもなる。
そのうち4分の3の27億円が持ち主に返還されたそうです。
お隣の台湾のはなし。
落とし物、特にそれが日本人のものとなると、
信じられないほどの親切さで持ち主のもとに届けてくれることが多いそうです!
そして台湾では、その日本人への遺失物返還がニュースになるという。
その理由は?
日本人からすると、記事にするほどの価値があるのか?
しかし、ここには台湾人の心に触れる、
いくつかの「隠れテーマ」があるらしいのです。
ひとつは、言うまでもなく親日であるということ。
そして、もうひとつは、台湾人が落とし物を届ける正直さを持っているということ。
海外では通常、落とし物が返ってくることは非常にまれといいます。
とくに高価なものであれば、絶対と言っていいほど、出てこない。
日本統治時代を経験した台湾では、
「日本精神」といえば「正直」「誠実」を意味する言葉。
そしてその「日本精神」が台湾では息づいている。
世界一親切で正直な日本人という民族に対して、
台湾人も遺失物を返還する正直で誠実な民族だということを示す。
それは台湾人の「誇り」だという。
ニュースになる背景には、
「中国人と台湾人は違う」「日本人と台湾人は近い」ということを示している。
台湾人のなかで「自分は中国人」だと考える者の割合は年々低下、
現在では5%未満という調査もあるという。
親日の台湾。
まだ、渡航したことありませんが
是非、行ってみたい国のひとつです。