「空を道とし、道を空とみる」
この言葉は宮本武蔵が「五輪書」の「空の巻」に残した言葉だそうです。
なんかすがすがしい、
本当に澄み切った空が思い浮かんできませんか?
ここでいう「道」とは、
武士としての道を意味していると言われている。
「空」は心と言う意味のようで
迷いのない心、とらわれない心のこと。
直訳すれば、
「無欲、無心が事を成す」。
「道」とは武士道であったり、柔道、剣道。
「道」がつくものは濁りのない精神で挑んでいかなければならない。
ある意味、修行なのかなと思います。
現代に置き換えると
あれこれと迷ってしまう事もあるでしょう。
偏見に囚われ間違った方向に流される事もあるかも知れません。
「空を道とし」は囚われのない心を自分の道として、
「道を空とみる」では自分の道を迷いなく進んで行く。
惑わされず真実を知り己の道を突き進んで行く事が大事。
そういうことではないのかなと思います。
やはり、一番強いのは欲と言うものではないでしょうか。
人は欲に囚われると利己的になったり、人に騙されたり、
人を裏切ったり、自分自身にさえも嘘をついたりします。
それは、悲しいことです。
今日の空をみて、
「空を道とし、道を空とみる」を
心がけたいとものです。