スターバックスコーヒーとマクドナルドが相次いで、
プラスチック製のストローを廃止する計画を発表したそうです。
段階的に取り組みを進め、近い将来、世界中の店舗で全廃を目指すという。
一瞬「なぜ?」と思ったかもしれません。
想像以上にひどいらしいプラスチック汚染。
そのことがスタバとマックの背中を押したようです。
今回の取り組みが環境にどのような効果をもたらすか?
プラスチックごみの大半は土壌に埋める形で廃棄され、
その多くが自然分解しない。
誕生当初からプラスチックごみは未来の環境問題として議論がなされてきた。
近年、大きな問題になってきているのは、
その中でも海洋に投棄されるプラスチックごみ。
海には年間で1000万トンのプラスチックごみが投棄され、
それが海洋生物の生態系を壊しているという。
SNSでは
海鳥の死骸から200片以上のプラスチックの破片が発見された動画や、
ウミガメの鼻に刺さったプラスチックストローを手術で除去する動画は、
瞬く間に世界に拡散し、大きな反響を。
中でもストローが特別なのは、他のプラスチック容器と違い、
その大半がリサイクルされないという点。
これだけの数のプラスチックストローが世界で使われなくなるというだけで、
直接の削減効果はもちろん大きなインパクトになるでしょう。
それよりも世界中の消費者の意識に訴えかける効果の方が、
はるかに大きいのでしょう。