ある会社の「遅刻」にまつわる話。
会社が8時半始まりのとき、よく遅刻してくるの人がいた。
「もう少し遅くしてくれれば遅れない」
というので、その意見を入れて、8時45分にしてみた。
結果は、やはり同じ人が遅れてくる。
9時始まりになっても、この人は遅れてくるのでしょう。
つまり、どうも時刻の問題ではないらしい。
遅れてくる人は何時になっても遅れてくる。
遅刻する人は、約束を守らない不誠実な人。
「不誠実」は、約束を守らない、すぐにキャンセルする、というところにも表れる。
「急用ができていけなくなった」
ということも「不誠実」のひとつかもしれません。
「急用を入れてしまった」とも言える。
「誠実さ」とは、
人に対して言ったこと、表明したこと、約束したことについて、
できるかぎりの努力をすることでしょう。
できそうにないこと、やる気のないことを軽々しく口にしない、
ということもひとつの「誠実さ」かもしれません。
その実現にむけて努力する。
誠実とは、
まごころが感じられることであり、まじめで、嘘がないこと。
約束を守る、人を裏切らないといったこと。
たとえ結果としてそれが実現しなくても、
「誠実さ」は周りの人に伝わるでしょう。