昭和の中頃まで給与は現金で手渡しされるものだったという。
給料日にお父さんが給与の入った袋をお母さんに手渡す。
これによって父親は大黒柱としての威厳を保っていた!?
今では給与やボーナスは銀行振り込みがほとんど。
そのきっかけとなったのが
1968年(昭和43年)に東京・府中市で発生した「三億円事件」だそうです。
近くの工場で働く社員のボーナスを運んでいた現金輸送車が襲われて
3億円が強奪されたという事件。
当時、大卒正社員の初任給が3万600円でしたから、
3億円というのは非常に大きな金額。
この事件を契機に安全面に配慮して、
給与やボーナスの銀行振り込みが急速に進んだようです。
以来、給与・ボーナスは銀行振り込みされるのが当たり前という時代が続いたわけです。
その“当たり前”がまたまた変わっていくかもしれません。
皆さん既におなじみの「電子マネー」です。
実際に厚生労働省は、その方向にすでに動いています。
今また
「電子マネーでの給与振り込み」という大きな変革が起きようとしているわけです。