誰にでも嫌いな人はいるもの。
しかし、そういう人でも自分にとってメリットを生み出せる。
嫌な人物に出会うと「他山(たざん)の石」と思ってみる。
「他山の石」とは、どんなものでも自分を磨く助けになるという意味。
他の山でとれた粗悪な石でも、
自分が玉、宝石を磨くときの砥石に使える、ということ。
自分のやっていることには、なかなか気がつかないもの。
だが、相手の言動で不愉快な思いをしたら「自分も気をつけよう」と思う。
「あれはやっちゃいけない」「ああならいほうがいい」と気がつく。
嫌な人のおかげで、他人にやってはいけないことがわかるわけです。
いつの時代にも、どんな世界にも、嫌な人は必ずいる。
けれど、
それを「その人がいるから自分も有頂天にならずにすんでいる」とか
「“人の振り見て我が振り直せ”というメッセージなんだな」と思うなら、
その人は幸せな人生を送れるのかもしれません。
反対に、
「いつか仕返ししてやる」「今度会ったら怒鳴り返してやる」と思うなら、
その人は不幸の道をまっしぐら。
不愉快な人に会った時…
「いい人間関係をつくるのに役立った。」と思える人でありたい。