1月1日、
天皇陛下は東西南北四方に向かい、正座をして、お祈りするそうです。
「今年この国に災いがあるとしたら、まず私の体を通してからにしてください」。
これを四方拝、「しほうはい」というそうです。
話は、変わりますが
8月30日、日本に降り立ちました。
昭和20年の終戦後、日本の占領政策を進めるために
GHQの最高司令官として、やってきたダグラス・マッカーサー元帥。
来日約1ヵ月後に昭和天皇が会いにくるということになった。
マッカーサーは、どうせ命乞いに来るのだろうと思って、
自分の部屋でコーンパイプをくゆらせて足を組んで待っていた。
迎えには出なかったそうです。
昭和天皇は燕尾服を着てやってきて、
「マッカーサー元帥、お願いがあります。
ここに皇室の財産目録があります。私の命とこの財産目録を差し出しますから、
日本国民のためにアメリカから食料を送っていただきたい」と言ったそうです。
マッカーサーは驚いた。
命乞いするとか亡命をするという人ばかりであって、
自分の命を差し出すというトップの人には一人も会ったことがなかった。
その財産目録を見たら、細かいものまで全部載っている。
この人はポーズで言っているのではなくて、
本当に心からそういうふうに言っているのだと思ったそうです。
昭和天皇が本当に誠心誠意対応したということがわかり、
マッカーサーは本国に連絡して、子供用の食べ物、
特にチョコレートやチューインガムを大量に送らせたという。
マッカーサーは、
その人格に打たれて、昭和天皇が帰るときには玄関まで見送ったそうです。
そして、昭和天皇の車が出て行くときに、敬礼をしたという。
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