人は何のために生きているのでしょう?
そのひとつには、自分の存在を認めてもらうためかもしれません。
認めてほしいから一所懸命生きる。
働くことで人から自分の存在を認めてもらい、
自分自身もその存在を確かめてみたいのかもしれません。
竜宮城から戻った浦島太郎がなぜかわいそうな思いをするのかというと、
五百年も経ってしまい、浦島太郎を知る人が誰もいなくなってしまったから。
自分を認める人が一人もいなくなってしまうなんて、
そんなつらいことはないかもしれません。
人間にとって最大の悲劇は、無視されることだといいます。
「人は二度死ぬ」と言われる。
一度目の死は、肉体の死。
二度目の死は、まわりから忘れ去られること。
誰かが少しでも覚えていてくれて、
時々話題にのぼる間は、人は心の中で生き続ける。
マザー・テレサいわく
『愛の反対は憎しみではなく、無関心だ』。
つまり、無視されることであり、忘れ去られること。
どんなときも、いくつになっても、自分のことを認めてほしいのが、人間。
だから、自分を認めくれる人が大好き。
死んでからも語り継がれるような人でありたいものです。