砥石とは刃物を磨く石のことです。
魂を磨くための砥石は3つあるという。
ひとつは「家族と家庭」。
結婚とは、
「夫という名の砥石」「妻という名の砥石」を手に入れたということ。
夫婦という共同生活は、
食べ物の甘い辛い、気温の暑い寒いなど、
一つひとつ折り合いをつけること。
なかなか思い通りにならない子どもも「砥石」と言える。
次は「仕事」。
どんなときにも怒らない、
イライラしないということを求められて魂は磨かれる。
最後に、「他のすべての人間関係、交友関係」。
日常生活のすべてが「“私”を磨くための砥石」なのです。
「怒ってもいい状況」も「怒らせる人」も存在せず、
折り合いをつけるべき状況や相手がいるだけなのかもしれません。
それなのに怒って解決する道を自ら選んでしまっているのかもしれません。
私たちはすべての日常生活で、
「いかにイライラしないか、笑顔でいられるか」を問われているのかもしれません。
『すべての日常生活は“私”を磨くための砥石(といし)』
「日常生活は訓練の場」