人間関係の問題を解決する方法は2つ。
ひとつは、
自分の周りの500人をすべて人格者に変えてしまうこと。
ただ、事実上これは不可能でしょう。
もうひとつの方法は何か?
それは、自分自身が人格者になってしまうこと。
どちらの方法も、
結果的には穏やかで、にこやかな温かい日々を得られるとは思いますが、
人を変えるということは大変なことです。
なかなか人は変わってくれません。
しかも自分の思いどおりにするとなると、
なおさら難しいでしょう。
それをまず理解することが必要なのでしょう。
周りの人を変えるよりも、「私」が変わるほうがずっと簡単なのです。
なぜなら、変えるべき相手が自分1人だけだから。
さらに、変えるべき相手が自分ですから、
自分が変わりたいように変わればいいから。
イライラしたくない、
腹を立てたくない、
人と争いごとをしたくない、
何かを言われてもいちいち気にするような自分ではありたくない、
と思うのであれば、
自分が希望するように、自分をつくり上げればいいわけです。
「私」が人格者になるということは、誰に何を言われても、目の前にどんな現象や出来事が起きても、それについて怒らない、怒鳴らない、イライラしない、声を荒げない、ということにほかなりません。
その結果、周りの人も穏やかな日々を過ごすことができて、得をするでしょう。
自分が人格者になることによっていちばん得をするのは、
ほかならぬ自分なのかもしれません。