現在ではホテル業界で、収益率世界一のホテルにまで成長を遂げた、
あのアパホテルの社長、元谷芙美子氏。
「どうしたら、そんなにうまく人生を送ることができるのですか?」
そう尋ねられて、いつも決まった答えがあるそうです。
その答えは、前向きの思考で過ごすこと。
具体的には、
一に、どんな出来事もプラスに考えること。
二に、人への感謝の気持ちを忘れないこと。
たとえば、仕事をしていると毎日のように訪れる大小さまざまなトラブルや想定外の危機。
そんなとき、
マイナスな出来事とは考えず、現状をプラスに転換できるチャンスだと捉える。
また、
親しい間柄だからこそ忘れがちな身近な人への感謝の気持ちや愛情を、
毎日言葉にして伝える。
そんな些細な前向き思考の積み重ねが、人生をすばらしいものに導いてくれたそうです。
「美点凝視(びてんぎょうし)」という言葉があるようです。
意味は
「相手の良いところ(美点)を先に見るのか、
相手の悪いところ(欠点)を先に見るのかによって、人間関係は劇的に変わってくる。
だから他人の、美点を探し出し、そこをしっかりと凝視しようということ。」
これは、人間関係だけでなく、ものごとの「見方」の問題でもあてはまるのでしょう。
その現象を幸せだと思うか、不幸だと思うのかという、見方があるだけ。
どんな出来事もプラスに考え、感謝の気持ちを忘れない人でありたいものです。