前田大輔著 「思った通りに生きられる77のヒント」より
あなたの部下が数字の改ざんをしたことが発覚した時、
あなたはどう対処しますか?
「この数字の操作、お前がやったんだろう」
と言っても、部下は「はい、やりました」
とは言いにくいですね。
では、「あそこの取引先はきついよな。わかるよ。
私も3年前、あそこの担当だった時、めちゃくちゃな
要求を出されて思わず数字をごまかそうと
思ったことがあるものな」
と言ったらどうでしょう。
「エッ!?部長もそうだったんですか?」
「そうだよ。だからわかるよ。その気持ち。」
と上司に言われたら、
「部長、実は少しだけ数字の改ざんをしました」
と、本当のことが言いやすくなるもの。
気持を理解してもらえると、本当のことが言える。
だから事実と気持ちは分けて認識しておかなければ
いけない。
そして「気持ち」には誰でも寄り添うことができるはずです。
だからいつも気持は相手のそばにこちらから寄り添うつもりで、
事実については冷静に見つめるようにしてあげる。
・・・・・・
これは、実は嘘をつかせない
ための方法でもあるそうです。
仕事場でのことだけではなく、親子関係でも言えることかもしれません。