「ハイテンションボルト」が足りない!
五輪建設ラッシュで8カ月待ち、
スーパーもスタジアムも工事遅れ
「高力ボルト」「ハイテンションボルト」が入手困難な状況が続いているという。
「ハイテンションボルト」とは
橋や鉄骨構造物を建設する際、金属板や鋼材をつなぎ合わせるためのもの。
普通のボルトよりはるかに強い力で締め付けられ、
摩擦力による「摩擦接合」で鉄骨をつなげる。
耐久性があり、引っ張りにも強い。
国土交通省が3月に実施した高力ボルトの需給動向調査。
調査対象の9割以上が「ボルト不足が工期に影響した」と回答。
うち1割弱は工事の受注取りやめを余儀なくされていた。
通常は1~2カ月とされる高力ボルトの納期が全国平均で約8カ月、
九州でも約7・4カ月に伸びていることが分かったそうです。
ボルトが入手できず、完成遅延による損害賠償請求に発展した事例もあるほか、
通常の数倍の単価で売買された例もあるという。
オイルショックでトイレットペーパーが売り切れた時の状況に似ている。
五輪特需なのか?過剰発注によるものなのか?
2025年には大阪万博もあり、解消のめどは立っていないという。
東日本震災復興のころに、
同じように断熱材、ベニヤなどの建材が不足したことありました。