「輪廻転生」
「人間は生まれ変わり死に変わりして生存し続ける」…
といった輪廻の思想を古代からインドの人は持ちつづけているという。
この輪廻の考え方によると、
人間はこの世にあって一つの役割を果たしている。
そして、
与えられる役割は人それぞれにちがう。
その役割を振り当てられて、
わたしたちはこの世に生存している。
インド人は、
わたしはこの世でこんな役割を与えられたから、
それをしっかりと果たしていこうと考える。
他人の役割をうらやましく思うのはやめて、
自分の役割をしっかりと果たそうとするのが、インド人の考え方。
そうすると、
輪廻の次の舞台でもっといい役割がもらえると信じている。
なかには損な役割もあるでしょう。
男の役割、女の役割、金持ち、貧乏人、貴族、庶民…と、役割は無限にある。
人生が1000年か2000年続くと思えば、
今生はその中の一瞬に過ぎない。
「今生の自分の役割をしっかりと果す」
与えられた自分の役割を全力で全うしたい。