チップ・ハースとダン・ハースが書いた『スイッチ!』という本の話。
アメリカの洗車場で2種類のサービスカードを用意して、
どちらのカードが早く完結されるか調べた実験。
ひとつは、8個のスタンプが押されたら、
1回分が無料になるカード。
もうひとつは、10個のスタンプで1回ぶんが無料になるのだけれど、
最初から2個のスタンプが押されているカード。
どちらも8回の洗車で無料になる点では同じ。
あなたなら、どちらを選ぶ?
結果は、後者のカードのほうが、
スタンプが埋まって回収される率は高かったというのです。
すでに2個押してあるほうが、
みんな「残りの8個も埋めてやるぞ!」とやる気を出す?!
すでに1歩踏み出している人のほうが、
次の行動に移りやすいということなのかもしれません。
だから、小さな一歩であっても、
とりあえず踏み出しておく意味は大きい。
その一歩自体が、次の一歩を引き出してくれる。
とにかく、小さな一歩を踏み出すこと、行動すること…
それが大切なのかもしれません。