1950年代初期、
ハーバード大学で行われたある研究で、
健康な若い男子学生2クラスを対象にアンケートで両親との仲を調査。
35年後、対象者の医療記録を調べたところ、
両親と仲がよくないと答えた学生の100%が心臓病や十二指腸潰瘍など、
重い病気と診断されていた。
一方、両親と良好で温かい関係を維持していた学生では、
そうした疾病にかかったのは47%だったという。
自分は誰かと親しいと感じている人は健康になりやすい。
病気になる危険性は著しく低く、病気になったとしても、
生存の確率はきわめて高いそうです。
健康でいるためには、他者とつながる必要がある。
言ってしまえば、
人を大事にすることは自分を大事にすることになる。
仕事をしているあいだは、
好むと好まざるとにかかわらず、多くの人とつき合わざるを得ない。
身のまわりにいる人を敬意と配慮をこめて大切に扱うことが重要に。
気づかいや思いやりの輪が続けば、
それはお互いにとってよいことでしょう。
やさしさと心くばりのできる人間なら、
仕事をやめても一緒にいたいと思ってもらえるでしょう。
そのカギを握るのが「礼節」なのかもしれません。