舩井幸雄氏が提唱していた「長所伸展法」
伸びているもの、すぐれたもの、
得意なもの、自信のあるもの…
このような他と比べて優越した点をさらに伸長させていく方法
自分が不得手なこと、うまくできないことは触らないようにする。
そうすると、不思議と短所や欠点もいつのまにか消えていくそうです。
「長所伸展法」の反対が、
その人の短所や不得手なこと、
下手なことや苦手なことに重点的に取り組み、
これを克服しようとする「短所是正法」。
その人のもっている長所を伸ばしたほうがいいのか、
それとも短所を直したほうがいいのか…大きく意見が分かれるところかもしれません。
船井幸雄氏はずばり、短所是正法よりも長所伸展法のアプローチに軍配を。
なぜなら、
長所と短所は裏返しの関係にあって、
長所を伸ばせば短所はおのずと小さくなっていくことが多いからだという。
短所を克服しても、
それはマイナスをゼロにしただけで、
その短所と裏腹の関係にあった長所まで減じてしまう可能性もあるという。
さらに、短所を直すのは、
長所を伸ばすよりも大きな労力、困難がともなうもの。
「長所伸展法」がうまくいくのは、
それが「ツキの法則」にかなっているから。
ツキをもたらすもっとも初歩的な方法とは、
「ツイているものとつきあう」こと。
長所伸展法とは、
自分のなかの「ツイているもの」…
うまくできること、自信があること、好きなこと…を見つけて、
それとつきあっていくという方法とも言えるようです。