いつの時代も人は「デマ」や「フェイクニュース」に踊らされてしまう!?
ジョークが発端の「豊川信用金庫事件」というのがあったそうです。
1973年、
豊川信用金庫に対する「取り付け騒ぎ」
金融機関への信用不安から、
預金などを引き出そうとするユーザーが殺到して混乱が起きた。
ことの発端は、
女子高生たちの「信用金庫は危ないよ」というジョークでした。
「信用金庫は危ないよ」には「銀行強盗に襲われるから」という意味があった。
豊川信用金庫に就職が決まっていた同級生を、
友だちが電車の中で他意なくからかっただけだった。
しかし、その会話を聞いた人が「豊川信用金庫は(経営が)危ない」と、
話の内容を勘違いして家族に伝えたことから発生。
それが瞬く間に噂となって町中に広がった。
このため、預金者が信用金庫に殺到し、
最終的に短期間で20億円もの預貯金が引き出される
パニックへと広がってしまったという。
ちょっとした話が、どんどん尾ひれをつけながら広がっていき、
豊川信金側が「倒産などの危険性はない」と否定しても、
なかなか信じてもらえなくなっていたという。
別々の人から同じ噂を聞くと信じやすくなるという心理効果。
SNSなどでフェイクニュースが広まりやすいのは、
この心理効果の影響が大きいようです。
フェイクニュースには、気を付けないといけません。