「やること多すぎて本当に参る」
「あー、疲れた」、、、
このようなネガティブな言葉をついつい口から出でしまうことありませんか?
思わず口にしてしまうのは無理のないことかもしれません。
しかし
私たちは無意識に言葉の影響を受けているので注意が必要のようです。
言葉が人に与える影響を調べるために行われた次のような実験。
被験者は単語が書かれた複数のカードを渡されます。
そして、その単語カードを並べ替えて正しい文章を作るように、
しかもそれを早く、正確に行うよう指示されます。
この実験は2回行われ、
1回目の実験では「若い」「すばやい」といった単語カードが用意され、
2回目の実験では「年老いた」「遅い」といった単語カードが用意されました。
また1回目の実験後と2回目の実験後にそれぞれに、
被験者の歩く速さを測定しました。
その結果、被験者の歩くスピードは1回目の実験後の方が速かったというのです。
このように人は無意識に言葉の影響を受けます。
「疲れた」と言えば疲れた表情になるし、
「元気です!」と言えば無意識に表情は明るくなり、姿勢もシャキッとします。
ですから言葉遣いには十分に気をつける必要があるようです。
ついついネガティブな言葉が出てしまった場合。
そのようなときは、即座に「だけど」という言葉を追加し、
そのあとに続く言葉を考えます。
ネガティブな言葉の後に「だけど」をプラスすることで、
モノの見方をネガティブからポジティブに変えるというのです。