人口が減り、
空き家問題が近年クローズアップされています。
空き家といえば一戸建てのイメージが強いですが、
実はマンションの空き部屋も増えているそうです。
なぜ、マンションに空き部屋が拡大したのか?
最大の理由は賃貸マンションへの入居者がいないことだという。
若い世代が多かった時代には住宅需要も大きく、
地価は上がり続け、
交通の便の良いところに立地するマンションは
買値よりも高く売れるケースが多かった。
地価は上がり続けるという“土地神話”も崩壊。
物件によっては買った時の値段に比べて大きく値が下がり、
売却したくてもできなくなってしまった。
こうなると、購入したマンションは終の棲家となる。
マンションの場合、
購入時には年齢も、年収も、家族構成も似通った人が多くなりがち。
20~30年後に住民が一斉に高齢者になるということ。
いまや住民の大半が高齢者という物件も珍しくないという。
少子高齢化で跡を継ぐ子供などがいなければ、所有者が亡くなると住む人がいなくなる。
別のマンションを所有していれば、親が遺したマンションは必要とはならない。
実際に、相続した不動産をタダでもいいから手放したいというケースもあります。
不動産価格の下落が大きく影響しています。
古屋付き土地の場合、建物解体費を土地代金から差し引きすると残りが無し。
マイナスなんてケースもあり得ます。
郊外地では不動産が“負”動産になりつつある氣がします。