人は年を取る。
年を重ねるにつれ、若いときに比べて、
時間の経つのがやけに早く感じたりするもの。
小学校の6年間は、本当に長く感じた。
その後の中学校、高校の6年間にくらべると
大人になったいまでは、誕生日がやってくるのが年々早くなり、
何年も前の出来事がつい昨日のことのように思えてしまうことありませんか。
時間の感覚はどうしてこれほど急激に変わっていくのでしょう?
脳はなにか新しいことに遭遇するたびに、
その情報をできるだけ記録しようとする。
そういった「新たな体験」の情報・蓄積がうながされるのは、
無数の神経細胞が刺激を受けた場合。
くり返すにつれてその「新たな体験」も古くなり、
脳はエネルギーを使わなくても、その情報の符合化を簡単におこなえるようになる。
人は、「新しいこと」をしなくなったとき、時間が早く経ってしまうという。
つまり、「老いる」ということ。
いろいろな人に会い、たくさんの本を読み、面白いところへ行く。
人はそんな学びを続けていく必要があるでしょう。