二匹のカエルがいました。
一匹は池の中に、もう一匹はすぐそばの道路脇の溝に棲んでいました。
池の中のカエルは、溝が干上がりつつあると聞き、溝の中のカエルに会いに行って言いました。
「池に引っ越して快適な生活を送ろう」
ところが、溝の中のカエルは、応じません。
「何があったって、棲みなれた場所から離れたくない」と。
まもなく、溝が干上がってしまいました。
真夏の炎天下、溝の中のカエルは、飲み水もなく、衰えて死んでしまいました。
つまらない理由で真実に背を向ける人がいます。
ある人は、自分より正しいものの見方や考えがあることを信じようともしません。
ある人は、新しい考えを受け入れると、ひどい目にあうと思い込んでいます。
また、ある人は、間違っていようとどうしようと、自分が教え込まれてきた、ものの見方にこだわり、考えを変えようとしません。
そういう人にとっては、考えを守ることのほうが命を守ることより大切なのです。
あなたが正しいと信じていることも、ひょっとしたら、間違ったものの見方によるのかもしれません。
あなたに思いどおりにいかないことがあるとしたら、そもそもの前提となるものの見方が間違っているからなのかもしれません。
ジェリー・ミンチントン氏 著『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』より
心を開いて新しい考えを受け入れてみる、、、、