人が運んでくる?
あのナポレオンは将軍に昇進させる人間については、
その人が、運がいいかどうかを部下に何度も何度も聞いたそうです。
日本での話。
時の海軍大臣の山本権兵衛は日露戦争の前に将軍たちのリストラを行い、
予備役寸前の東郷平八郎を「運がいい人間だから」という理由で残したそうです。
東郷平八郎とは、日露戦争で連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮した人物ですね。
また、プロ野球の世界でも伝説的な名監督・三原脩も選手の運を非常に重視して、
代打などでも打率よりも運の強さを一番に考えて起用したそうです
また、ビジネスの世界でも、松下幸之助は、社員の面接のとき
「あなたは運がいいですか?」と聞いたという。
そして、「運が悪い」と言った人は、
どんなに学歴や成績がよくても採用しなかったという有名な話もありますね。
「運」は、周囲の人に伝染すると言われています。
もし、日ごろつき合っている人が、運が悪い人なら、いつかまわりもやがて運が悪くなる。
逆に、日ごろつき合っている人が、運が良い人なら、いつかまわりもやがて運が良くなる。
「運が良い人」、「運が悪い人」の違いは、
運が悪い人は、グチや泣き言や不平不満が多く、不機嫌で暗い人が多い。
逆に、運がいい人は、明るくパワフルで、機嫌がよくて、笑いがたえない。
ということらしい。
どちらに人が引き寄せられるのかは明らかですね。
人は、一緒にいて良い気分になれる人に引き寄せられるのですね。
運は人が運んでくるものなのかもしれませんね。