かつて、アメリカにスパーキーと呼ばれていた少年がいたそうだ。
少年は中学、高校と勉強はからきしダメで、
スポーツも不得意だったが、絵を描くことだけは大好きだったという。
将来は世界的な漫画家になるという夢を持っていたので、
高校を卒業後、雑誌社に漫画を投稿しつづけた。
しかし結局、一度も採用されなかった。
その後、2年間軍隊で働いたが、
戦争が終わると大好きな漫画を描く生活に戻った。
そしてまたもや漫画を雑誌社に投稿したが、
いっこうに認められなかった。
しかし、1950年、ついに地元の新聞社が彼の才能を見抜き、
漫画の連載を始めた。
すると内気な少年とユーモアに富む犬の人気が高まり、
とうとう世界的な人気になった。
スパーキーと呼ばれていたこの少年とは、
チャーリー・ブラウンとスヌーピーが登場する人気漫画
【ピーナツ】の生みの親チャールズ・シュルツ。
彼は2000年まで半世紀にわたってこの漫画を全米の新聞に連載し、
大勢の人びとに夢と感動を与えたわけです。
シュルツが大成功をおさめた要因は何だろうか?
それは、どんなに拒絶されても、自分の好きなことをやりぬいたこと。
自分の好きなことは何だろうか?
いくら拒絶されても、どんな困難でも本当に好きなことなら乗り越えられる。
あきらめずに挑戦し続ける人でありたい。