心の鏡
自分をどんな人間だと思っていますか?
人は誰でも潜在意識の中に「自分はこういう人間だ」
というセルフ・イメージを持っています。
そして、そのイメージを無意識のうちに自分自身を実現している。
今の自分がいる。
このセルフ・イメージは先天的、遺伝的なものではなく
後から、生い立ちの色々な経験に基づいて作られていきます。
例えば、幼い兄弟がいるお母さんが、お兄ちゃんに向かって
「お兄ちゃんなんだからしっかりしてね」と言い続けたとします。
するとその子は、
自分はもう一人の兄弟より年上だからしっかりしないといけないというイメージを
潜在意識にインプットし、無意識のうちにその通りに行動するため
しっかりしたお兄ちゃんになるのです。
大人でも同じで
家族や周囲の人が、父親に向かって
「一家の大黒柱なんだから頑張ってください」
と言い続けると
父親は自分が家族の中心で支えるべき人間でるというイメージを
無意識に毎日実現していき、
一家を支えていく。
人は生まれた後の周りの評価、
環境、様々な経験に基づいて
自分のイメージを形成し、その通りの人間を演じていく、なっていくということです。
これが、セルフ・イメージの力ですね。
ですから今、あなたが本来思い描いている人生を送っていないとしたら
ご自分のセルフ・イメージに何か問題があるのかもしれません。
おそらく......
自分の理想とする人生はあるけれど私には無理とか、
今の自分にはこの生活が一番合っているなど
セルフ・イメージを自分で歪めてしまっている可能性があります。
理想としている人生を送っていない、仕事が上手く行っていない場合は、
何か心に迷いがないか、前進を阻むものがないかどうか
一度探してみると良いかもしれません。
「できない」と思っていたことを「できる」に変えることができれば
セルフ・イメージも変わり、
思い描く通りの人生や仕事に巡り会えるかもしれません
セルフ・イメージは「心の鏡」なのですね。
今日も、充実した1日を!