英語は簡単?
「言葉は身の文(あや)」
聞いたことありますか?
こういうことわざがあるそうです。
意味は、「話す言葉はその人の人格や品位までも表す」、ということ。
たしかに、テレビで芸能人やスポーツ選手のインタビューを見ているとき、
なんとなく
「頭がよさそうな受け答えだな」
「意外と子どもっぽいな」
「バカっぽい」と感じることがありますよね。
それではこのとき、私たちはどういうところに着目して
「この人は頭がいい」とか「子どもっぽい」、「バカっぽい」と判断しているのでしょうか。
私の答えは、「語彙(ごい)」なのだそうです。
使う言葉のレパートリーが少なかったり、
平易な言葉でしかものを語れなかったりすると、
「物足りない人」という印象を持たれるということ。
少し話は変わりますが
日本語の90%を理解するために必要な語彙数は、およそ1万語と言われているそうです。
ところが、諸外国を見てみると、ケタが違う。
英語は日本語の3分の1にも満たない3000語、
スペイン語やフランス語にいたっては2000語足らずで、
その言語を90%理解できるのです。
つまり、日常の会話を円滑に進めたり文章を読んだりするために、
私たち日本人はスペイン人の5倍の語彙を持たなくてはならないということ。
日本語を習得するのは大変だということですね。
逆に英語などは簡単なのかもしれません。
でも、習得できていませんが。
英語はできなくとも
適切な日本語、言葉を適切な場で使える人でありたいものです。