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2017年5月アーカイブ

メメント・モリ (2017/5/30)

ある人によると
人間が幸福であると感じるためには2つの条件が必要だそうです。
 
一つは、自分の人生にきちんと向き合って生きるということ。
 
そしてもう一つは、
自分を超える存在とつながっているという感覚があること。
 
自分を超える存在というのは、
昔から神様とか仏様とかいわれているものかもしれません。
 
昔から人は、自分を支えるものがあると信じていて、
それを神様とか仏様といいました。
 
当たり前ですが、
どんな人間も一人で生まれ、一人で死んでゆく。
 
その行く先をなんとなく知っているから、人は安心できたのかもしれない。
 
人間が幸せを感じるには
何か自分を超える存在、無限のものにつながっているという安心感が、
必要だということらしい。
 
死を思うことによって、今生きていることを実感できる。
死を思わなければ、生きている充実感がないということ。
 
ラテン語で、「メメント・モリ」という言葉があるそうです。
意味は「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という警句。
 
人間は幸せを求めているけれども、
本当に幸せになるためには、死をどうとらえるかということ。
 
どんなに健康で長生きしても、人間は必ず死ぬわけです。
 
この与えられた限られた命、人生をどう生きていくのか?!
 
たまには、こんなことに思いをはせても良いのではないでしょうか。
 
生きている実感、ありがたみを、感じることができるでしょう。
 

イライラ、ワクワク(2017/5/29)

タクシーに乗ったときのエピソード。
 
往きのタクシーの運転手さんは、
「お客さんも最近ガラが悪いし不景気だし、タクシーの運転手は肩が凝るし」
などなど「嘆き節」をとうとうと話してくる。
 
ネガティブなことばかりで嫌な気分になっても、
「大変ですね、運転手さん」と相槌を打って調子を合わせましたが、、、。
 
その車内はというと、ちょっとたばこ臭く、ところどころ汚れが気になる。
運転手さんの心持ちが車内の状況に表れているように感じました。
 
そして、帰りに同じ会社のタクシーに乗りました。
運転手は、別の人です。
 
車内に入ると、芳香剤のよい香りが漂い、清掃もバッチリ行き届いている。
 
真逆。
 
その運転手さんとの会話では、ネガティブな言葉は一切出てこない。
 
乗車時はラジオが流れていたのですが、「何か聴きたいものがありますか?」と、
こちらを気遣ってくれました。
 
「私はタクシー運転手になりたくてなったんです。
いいお客様ばかりに出会って、本当に楽しんで働かせてもらっています。」
 
一緒に乗っているだけで、こちらまで気分がよくなってくる。
 
誰もがワクワクしながら仕事をしたり、
生活したりしていきたいと思っているのではないでしょうか。
 
「イライラしながら仕事をしたり生活したりしても、いいことはない」と、
わかってはいる。
 
それなのに、忙しかったり、思うようにことが運ばなかったりすると、
ついついイライラしながら仕事をするタクシー運転手さんのようになってしまう。
本当は、そういうことをしたくないのに。
 
ワクワクしながら仕事や生活をしてきたいと思っているにもかかわらず…。
 
原因は、自分の感情なのかもしれません。
 
イライラするのは感情、ワクワクするのも感情。
人の感情ではなく、自分の感情。
 
イライラごとに焦点を合わせるのか、ワクワクごとに焦点を合わせるのか
 

まだまだ建てる!?(2017/5/26)

日本にマンションが誕生して60年以上経過している。
そして、今も年に10万戸ずつ増えているという。
 
「空き家」
 また人口減少が問題とされているにもかかわらずです。
 
わたしたちがリフォームしているアパート。
全国的にみてもアパート建設は増加の一途をたどっているようです。
 
日銀によると、2016年のアパートローンは前年比21%増の3兆7860億円。
 
金融機関による16年の不動産向け融資も12兆円を超え、過去最高を記録。
 
活況の理由はというと。
2015年の税制改正で相続税の課税対象が広がったことによる節税目的。
マイナス金利下の金融機関の融資先として、高い利幅が見込める。
という事情。
 
建てたアパートを業者が一括して借り上げ、
空室の有無にかかわらず一定の賃料を大家に保証する仕組み。
 
それが「サブリース」 
 
多くの地主さんが選ぶという。
 
管理に手を煩わされず、賃料収入も安定するから。
 
資金を貸す金融機関と、資金を借りる地主のニーズも一致するわけです。
 
最近、このサブリース業者と地主、オーナーでトラブルも起きているという。
 
例えば、
契約書には「家賃収入は10年間変わらない」「賃料10年間変わらない」、
とあるのに10年未満で業績悪化を理由に減額。
業績回復後も賃料が戻らない。
というような事例が多くあるようです。
建築後しばらくの間は順調なので、オーナーに危機感の認識がない。
 
アパート融資が増えているので、トラブルが増える可能性も高くなる。
 
直接的な関係はありませんが、
そういう業界の背景、問題も理解しておくことも必要かもしれません。
 

日本のビジネスは競争、淘汰へ(2017/5/25)

先週16日よりアメリカ生活圏ビジネス視察ツアーに参加してきました。
昨日、日本に戻って来ました。
 
現地では
朝食を済ませて
朝8:00~10:00まで講義
そのあとバスで移動
夕方夜までみっちり商業施設を周りました。
 
今アメリカで伸びているお店、業態は、
数年後に日本でも台頭してくるはずです。
逆に衰退しているお店、業態は、
数年後に日本でも衰退していく産業、業態です。
 
日本に現在、存在する業態は、多くがアメリカから持ち込まれたり、
真似をしたものです。
 
自動車メーカ、電気メーカ、ホームセンター、スーパー、百貨店、コンビニエンスストア、
ニトリ、ユニクロ、オートバックス、マクドナルドなどなど
 
アメリカは、多くの移民で構成された他民族国家であるゆえに、
アメリカで成立しているビジネスは、他の国でも成立、成功する確率が高い。
 
そのアメリカの中でも、世界で一番人口増加率が高いとされるラスベガス。
ラスベガスというとカジノのイメージが強いですが、
もちろん住宅地もあり移住してくる人も多い。
この街には、アメリカの最先端の生活圏ビジネスがあるという。
 
競争に生き残るためにとにかく合理的なコストカット、斬新な方法をみることができます。
 
よくある日本人に強い「こうなくては、ならない」というしがらみを感じない。
 
いたってシンプルにビジネスを営んでいる。
 
日本の家電メーカーが、
韓国のLG、サムスンに取って代わられたのも自分たちのエゴ。
 
「こうあらねばならない」
 
アメリカは、シンプルに「お客にとってどうなのか」
「for the customer」
 
こんな当たり前のようなことが、実は忘れ去られていて
「売り方」ばかりに意識が行って、「商品」に行ってない。
 
徹底した「コンシューマーリズム」消費者主義なのです。
 
大きなビジネスを生むポイントがわかりました。
 

ドイツってどんな国?(2017/5/16)

世界60カ国を対象にした、

グローバルな魅力を総合的に評価したランキング
「グローバル・パフォーマンス・ベスト・カントリー」
 
ランキングは、
4つの地域から1万6000人の回答者を募って実施。
それをまとめたのは、
米ブランド戦略会社と
米ペンシルバニア大学のビジネススクール。
 
詳しい評価方法は、
評価基準を9つのメインカテゴリ―と
57のサブカテゴリーに細かく区分。
ビジネス面、経済面から社会面、教育面、政治面に至るまで
総合的に分析していると言うんです。
 
気になるその結果はというと、
首位はドイツ。
アジアからはシンガポールが15位、
中国が17位、
韓国が19位に入っている。
 
日本はと言うと、7位に入った。
 
低いと感じるか、高いと感じるか!?
日本はアジア圏から唯一のトップ10入りなんです。
 
シンガポールとか、入りそうですがね。
 
「世界で最も発展している国」の1つとして
高い評価を受けたわけです。
 
評価の内容としては、
質の高いインフラ、イノベーション、教育、技術、
テクノロジー分野での豊富な経験などが高ポイントを獲得。
「アントレプレナーシップ」では2位に。
これは、意外な気もします。
 
その他
「パワー」「伝統」「文化的影響」なども10位内に入っている。
 
またサブカテゴリーの
「信頼度」「経済基盤」なども軒並み高ポイント。
 
意外と評価が低かったのは「アドベンチャー(32位)」。
「楽しみ」が2.4ポイント。
 
「仕事ばかりで娯楽の少ない国」
というイメージが強いのかもしれません。
 
現代は、そんなことはない気がします。
 
勤勉に仕事するも、
余暇レジャーも楽しめるようになっているのではないかなあ~
 
ちなみに
2位はカナダ
3位はイギリス
4位はアメリカ
5位はスウエーデン
6位はオーストラリア
 

神様とは(2017/5/15)

この世に神様という存在があるのか?
 
もし、自分が神様だったらどんな人を「好きになる」か、
「ひいき」するか?
 
神様は空の上から、人々をじっと見ているとしたら。
 
いつも明るい「笑顔」があり
「文句や愚痴を言わない」、
「使う言葉が前向きで肯定的」、
「可愛げや愛きょうがある」、
「向上心があり勉強熱心」、
「感謝が多い」、
「楽しそうに生きている」人。
 
この反対の
「いつも仏頂面」で、
「文句や愚痴が多く」、
「否定的なことばかり言う」、
「不機嫌」、
「なげやりで勉強嫌い」、
「不平不満・悪口・泣き言が多い」、
「つまらなそうに生きている」ような人。
 
神様に限らず、前者の「楽しそうに生きている」人が人気あるのではないかな。
 
神様とは、自分の周りにいる人達かもしれない。
 
その自分の周りの人たちから可愛がられる人には、いろいろなチャンスがやってくる。
 
チャンスというものは人にいただき、自分でつかむ。
 
自分を導いてくれる人、
自分の周囲の人に可愛がられることが必要なのでしょう。
 
そのためには、「楽しそうに生きている」人であることなのでしょう。
 

健康が一番(2017/5/12)

最近、もともと大好きな肉を控えています。
食べても鶏肉にするようしています。
 
その代わりに野菜、魚を意識して食べるようにしています。
インスタントのラーメンも大好きですが、控えています。
 
もちろん、理由は健康のため。
酒飲みで、体型からもみても、あまり健康診断の結果が良くないことは想像の通りです。
 
もともと、日本人の食事は「一汁三菜」というような質素なもの。
仕事、家事でからだも良く使い、
それでも、健康に暮らしていた。
 
今、私たちが当たり前のように口にしているものは、
はたして体にいいのか、悪いのか?
 
脂質について考えてみると、
まずは、脂質を大きく3つに分類できるという。
 
「飽和脂肪酸」は、
バターやラードなど肉類や乳製品の動物性脂肪に多く含まれる。
 
「不飽和脂肪酸」は、
オリーブ油に多く含まれる一価不飽和脂肪酸と、
魚の油やなたね油、大豆油、コーン油などに多く含まれる多価不飽和脂肪酸。
 
「トランス脂肪酸」は、
マーガリン、ファストフード、インスタント食品などに含まれる。
 
米国では長きにわたり、
バターなどの脂質の健康的な摂取方法に関して議論が続いているという。
 
結論としては、①「飽和脂肪酸」③「トランス脂肪酸」は、
あまり体に良くないようです。
 
バターやラードなど、肉類や乳製品の動物性の脂質を、
魚や植物性の脂質に換えると、
より健康上の利益があると多くの科学者は報告しているそうです。
 
健康で長生きは、最大のテーマです。
気を付けたいものです。
 

あれから10年ですか(2017/5/11)

「赤ちゃんポスト」って覚えてました?
親が育てることのできない赤ちゃんを匿名でも預けることができる、「こうのとりのゆりかご」
当時は、賛否両論、話題を呼びました。
この「こうのとりのゆりかご」が熊本の病院にできてから、
5月10日で10年経ったそうですね。
これまでに125人が預けられたそうです。
預けられた赤ちゃんは今どんな様子、思いでいるのでしょうか?
ある1人の少年がマスコミの取材に応じてくれたそうです。
10代の少年。
取材に応じた気持ちを以下のように
 「預けられた子どもたちしか言えない言葉とか、
言えない気持ちとかあると思うので、それはみんなに伝えるというか、そういうのは大切なのではないかと」
 「これから預けるお母さんへの メッセージというか・・・、
大人になっていくにつれて疑問とかもたくさんわいてきて、
もしかしたらそういうのに悩んだり苦しんだりする子も出るかもしれないので、
写真とかを1枚だけでも一緒に託す、預けてくれることによって、
その子どももその時かわいがられたとか大切にされていたというのが、やっぱり目に見える形で残した方が子どもにも良いことではないかと」里親の下で育ち、毎日楽しく学校に通うようになった今、
初めて語った言葉だそうです。
「こうのとりのゆりかご」を設置した慈恵病院 蓮田太二理事長の言葉
「赤ちゃんの命を救う、守るということだけじゃなくて、
『赤ちゃんの幸せ、将来の幸せ』をという思いを強く持って始めた」
10年前「捨て子」を助長するという批判もありました。
それぞれの事情があります。
実の親に育てられたことさえ、当たり前ではなく
ありがたいことだと感じます。
 

モナリザはなぜ?(2017/5/10)

ルーブル美術館の中で、
なぜあの『モナ・リザ』にだけ大勢の人が群がっているのか…。
 
『モナ・リザ』は、かつてはほとんど世に知られていなかったという。
 
一躍有名になったのは、1911年の窃盗事件から。
 
ルーブル美術館で維持管理作業をしていた人間が、
ある晩、「モナ・リザ」を隠し持って、姿を消した。
 
そして、この盗難事件は広く報道された。
2年後、フィレンツェの美術館に絵を売ろうとしたその人間が逮捕されて解決。
 
またまた世界中の新聞がこの事件を取り上げ、
『モナ・リザ』は世界に有名な最初の美術品となったという。
 
ちょっとしためぐり合わせのようなできごとが、
のちに大きな影響をおよぼすことも多いのかもしれない。
 
近年の研究で明らかになったこと
偶然のできごとや環境という、
個人の資質や欠点とはまったく関係無いのものが、人生を左右するという。
 
人生は運や偶然がほとんどだから、
まったく努力などしなくてもいい、ということではない。
 
ただ言えることそれは、
幸運や不運は、生まれた国や時代、
あるいはまわりの環境がかなりの比率で関係しているということ。
 
わたしたちは、この時代に、しかも、日本に生まれただけでも運がいいのでしょう。
 
運がいいと思っている人は、今与えられている幸運に気づける人。
 
偶然、ラッキーや今ある幸せに気づき、それに感謝する人には運が寄ってくる。
愚痴や文句には、運は逃げていくかもしれません。
 
偶然、ラッキーや今ある幸せに気づきける人でありたいものです。
 

お金の本質(2017/5/9)

“お金はエネルギー”というのです。
 
例えば
お店で食事をしてお勘定、支払いをする時、
誰もが同じ気持ちで支払いをしているでしょうか?
そういうわけではありません。
 
「あまりおいしくなかったなあ……損したなぁ」
と思いながら支払う人もいるかもしれませんし、
 
「おいしい料理を、ありがとう」
と喜び感謝しながら支払っている人もいるかもしれません。
 
感謝の気持ちはプラスのエネルギーを
不満の気持ちはマイナスのエネルギーとなって
お金を循環させていくというのです。
 
そして、プラスのエネルギーを持ったお金の循環が
仕事を大きくしたり、収入を増やしていくことに繋がっていく。
 
そもそも
お金はお客様が受け取った商品・サービスの「価値」に対して支払われています。
 
より「多くの価値」と「新しい価値」が
社会に提供されることで
プラスのエネルギーを持ったお金と交換され
お金の循環力が高まるのです。
 
人間が創造する「価値」は、頭の中で無限に生み出すことができます。
お金のかかることだけではなく、お金のかからないこともあるでしょう。
 
マクドナルドのスマイル0円ということもあるでしょう。
 
自分たちの仕事の中で、
どんな付加価値をつけることができるのか?!
 
プラスの「価値」をどんどん社会に創造、提供していきたいものです。
 

高額当選(2017/5/8)

何十年も購入していなかった宝くじ。
昨年の年末ジャンボ宝くじから、たまに買うようになりました。
 
ある人に、「宝くじにあたる運命を持っている」と言われたから。
まだ、高額当選していません(笑)。
 
ところで、宝くじの高額当選金が払い戻される際、
銀行から高額当選者に『【その日】から読む本』という冊子が渡されるそうです。
 
その中には、
「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先すること」
などが書かれているらしい。
 
そういう冊子が配られること自体、
宝くじが当たったことに舞い上がってしまい、
家庭内トラブルを巻き起こしたり、
身を滅ぼしたりするケースが多いという証拠。
 
まず多いのは、家族・親族内トラブルだそうです。
宝くじを当てると家族はもちろん、
それまで縁遠かった親族までが “おすそわけ”を要求。
 
そして、人は浪費が始まると、なかなか止まらない。
 
米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は
5年以内に破産しているというデータもあるそうです。
 
そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりする人も。
1億円ぐらいは、使い始めると想像以上の速さで減っていってしまうものらしい。
 
仕事を辞めてしまうと
人生にとって辛い「退屈」という状況に陥ってしまう。
毎日、その退屈と向き合わねばならなくなる。
 
「退屈になるのかな?」とも思ってしまいますが
そういうものなのでしょうね。
 
思うとおりにいかないこともある仕事ですが、前向きに取り組んでいきます。
 
宝くじをたまに買いながら
 

いいあんばい(2017/5/2)

「完全を望むと麻痺が来る」
 
イギリスの名宰相・チャーチルが言った言葉だそうです。
 
完全を望むということは、少しのミスも許されない。
 
こころが最高に張りつめた状態。
 
どんな人にも挫折や失敗は起こりえるもの。
 
こころに麻痺が生じさせないためには、
完全を望まないほうがいいかもしれない。
 
対、人との関係でのコツは、
「相手を片目をつぶって見るくらいがいい」と言う。
 
人は、どうしても相手のアラや短所に目がいってしまう。
 
そして、なぜか相手に完璧を求めてしまうもの。
 
「いい塩梅、あんばい」という言葉がある。
塩梅とは、料理の味加減、具合、程度のこと。
 
つまり、「いい加減」ということ。
 
ここで言う加減とは、一言で言えばバランスということ。
 
「加減上手になる」ということ。
 
加減もいろいろです。
 
「手加減・さじ加減・いい加減」
 
加減上手な人になりたいものです。
 

対話(2017/5/1)

人間に与えられたすばらしい贈り物のひとつ。
 
考えや意見を言葉によって話し合えるということ。
 
これは、たいへん役に立つ道具でもあるし、
また、「口はわざわいのもと」となる可能性もあるますね。
 
つまり、良くも悪くもなり得る道具。
 
だから、わたしたちの責任は重いのかもしれません。
 
言葉に乗る、にじみ出る感情は、
多かれ少なかれ他の人に影響を与えるものです。
 
それが良い影響ならOKだが、悪い影響ならNGとなる。
 
考えや意見を言葉によって話し合えるというこの使い方に、
責任を持たなくてはいけない。
 
意地悪をされたり怒らされたりすると
同じ土俵に乗ってしまい、
感情的に熱くなったり、怒ってしまったりもすること多いかもしれません。
 
でも、そこで興奮しない。
同じ土俵に乗らない。
 
感情をむき出しにしない。
 
冷静に立ち向かい、対話する。
 
人間は「感情の動物」とも言われます。
 
「言うは易く、行うは難し」ですね。
 

見えるかどうか(2017/4/28)

2009年「神経科学ジャーナル」誌で発表された研究。
 
機嫌が悪い状態の人は、
見ることを司る脳の視覚野と呼ばれる部位が、
情報を正しく処理できなくなるという。
 
そして機嫌がいい人は、機嫌が悪い人に比べ、
探し物が見つかる確率が50パーセント高くなるという結果。
 
ある女性がバスを待っていたが、なかなか来ない。
彼女は「バスが来ない」と文句を言うのに忙しく、
そのせいで待っていたバスが来ても気づかなかった。
 
苦しみの周波数に乗っていたせいで、
いちばん欲しいものが目の前にあっても気づかなかった。
 
不機嫌なエネルギーが、バスを見えなくさせた。
 
不機嫌なエネルギーを出しているときは、
雑音が多く入るので、他にもたくさんのものを消してしまっているかもしれない。
 
「雑音」が、じゃまをしている?
 
「雑音」とは、
たとえば、不機嫌、不幸、愚痴っぽい態度。
これらが、すべてのいいものを遮断してしまう。
 
腹を立てたり、
人生の問題のことばかり考えたりしていると、
愛と恵みの周波数を遠ざけてしまう。
 
感謝の周波数に乗っている人は、
いいものを引き寄せるエネルギーを発している。
 
そういう人は
正しいときに、正しい人と出会うことができたり、
難しい問題にぶつかっても、奇跡のように解決策が現れる。
 
心が感謝の気持ちでいっぱいのときや、
感謝のエネルギーに満ちているときには、
大事なこと、チャンスを見逃すことはないということなのですね。
 

あきらめない(2017/4/27)

世界で最も成功した小説家として知られるJ・K・ローリング女史。
 
誰だか分かりますか?
 
全世界でベストセラーとなった「ハリーポッター」の作者だそうです。
 
年収は180億円、推定資産は800億円といわれ、
総資産はエリザベス女王を越えたという。
想像がつきませんね。
 
しかし、そのJ・K・ローリング女史は、小説が売れる前には
離婚や貧困、うつ病にもなり、自殺を考えたこともあった。
 
娘を抱え、
シングルマザーとして生活保護も受けながら「ハリーポッター」の出版に向け、
12の出版社を訪ねたが見事に断られていたというから驚きです。
 
小説家に限らず、スタートから大成功する人などほとんどいないのかもしれません。
 
多くの人は、失敗を山ほど築き、
これ以上は無理というところまで追い詰められ、
頑張ったあとに、成功はやってくる。
 
あきらめずに続けたからこそ、自分の夢をかなえられた。
 
自分の信念を簡単にあきらめてはいけないのですね
 
そう言うのは簡単ですが、実際に行動し続けるのは相当のものですね。
 
「あきらめないこと」、
「続けること」をいつも心にとどめておきたいものです。
 

どうとるか?(2017/4/26)

「ピンチはチャンス」という言葉、
「幸せは、不幸の顔をしてやってくる」というたまに耳にする言葉。
 
チャンスもピンチの顔をしてやってくる。
 
ピンチのとき、そこで嘆きあきらめてしまうか、
それとも、ここを乗り切れば次にすごいチャンスが待っている、と思えるのか。
 
すべての「困った」ことの中には、チャンスが隠されている。
 
「困った」時にでも、
何か打つ手があるはずだ、解決する方法があるはずだと、
どんなに苦しいときでもグチや泣き言を言わないし、参ったと言わない。
 
『「困った」の次には何かいいことがある』と信じれるか。
 
世の中の成功した新しい事業のほとんどは、
この「困った」ことを乗り越え、解決したから生まれている。
 
最近、また若者に人気の「インスタントカメラ」もそう。
商品開発会議に集まっていたメンバーの小銭を集めた金額で値段をまず決めた。
そして1,400円程度で、カメラを作ってしまった。
 
成功っていうのは、安全な道にはないようです。
安全な道には、失敗もない。
 
困った時に「困ったはチャンスかもしれない」と思えるか。
 
10人のうち9人は「困った」で終わってしまうのかもしれません。
10人の内1人。
 
「困った」ことから逃げずに、チャンスを探すことができる人でありたいものです。
 

元氣とは(2017/4/25)

人は、“自然”から元気やパワー、エネルギーをもらいます。
 
人は、人からもパワーやエネルギーをもらえます。
 
相手に渡すことができる、分け与えることができる「氣のエネルギー」
その源、「元」が、昔から「元気」と呼ばれてきたわけですね。
 
「元気な人」「明るい人」
 
「前向きな人」「向上心を持っている人」
 
「自信を持っているけれど、うぬぼれたりせず、謙虚な人」
 
そんな人に会い、話をしていると、不思議と元気になっていくものです。
 
投げやりで無気力な人たちからは元気が奪われていきます。
その人と会うと元気がなくなる人…
「元気を奪う人」ではなく
 
「元気やパワーやエネルギーを与えてくれる人」
「あなたと会うと元気になる」と言われる人でありたいものです。
 
「人」から
 

恩返し(2017/4/24)

こんな詩があるそうです。
 
「生きているということは、誰かに借りをつくること
生きているということは、その借りを返していくこと
 
誰かに借りたら、誰かに返そう
誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう
 
誰かと手をつなぐことは、その温もりを忘れないでいること
巡り合い、愛し合い、やがて別れのその時、悔いのないように今日を明日を生きよう
 
人は一人では生きてゆけないから
誰でも一人では歩いてゆけないから」
 
どんな人も、人は赤ちゃんのとき、
母親に世話をしてもらったから大きくなることができた。
「おむつをかえてもらった」、「お乳をもらった」、「着替えさせてもらった」、
「抱っこしてもらった」、「熱のあるとき必死になって看病くれた」…。
つまり、借りをつくった。
 
その後の、幼稚園、小学校、中学、高校も多くの人が、親の世話になった。
 
仕事も家庭も同じで、誰かのご縁とお世話があったから、今がある。
 
人の世話になって生まれて育ち、人の世話になって死ぬ。
 
生きている間は、そのご恩返しをしていく。
 
ご恩返し、借りを返すとは、
人様に喜んでいただくこと、お役に立つこと。
 
お借りたご恩を、少しずつでも返してゆきたいものです。
 
「生きているということは、誰かに借りをつくること」
 
「悔いのないように今日を明日を生きよう」
 

うまくいっている時こそ(2017/4/21)

宝くじで高額を当てた人が、
その後の人生を狂わせてしまうなんて話を聞いたことあります。
 
宝くじが当たるというのは、それそのものはGOODな好事。
 
思いがけず大金が入ってくるのですから、誰もが喜ぶでしょう。
 
しかし、そのせいで、かえって強欲になったり、
そのお金を独り占めにしようとしたり、
自分に近寄ってくるすべての人に疑いの目を向け、
猜疑心でいっぱいになってしまうとしたら、BADな悪事になってしまいます。
 
好事が起こったときというのは、
じつはその人の人間性が試される瞬間でもあるというのです。
 
もちろん、それは「宝くじが当たる」というような話に限りらない。
 
たとえば、仕事が認められ、出世することができたとする。
仕事が認められることも、出世することは紛れもなく好事でしょう。
 
しかし、
出世したことで、急に「自分が偉くなった」と勘違いをして、
周囲の人間に横柄な態度をとるようになったり、
謙虚に努力する心を忘れてしまったら、どうでしょう。
 
どんな人でも、何か良いことが起こると嬉しいでしょうし、
欲しい物、素敵な物を手にすれば当然うれしいですよね。
 
そんな時こそ要注意です。
 
「好事魔(こうじま)多し」という言葉。
 
良いことには、とかく魔(邪魔)が入りやすい。
たとえ、良いことがあったとしても、
有頂天にならず謙虚でいることが必要という意味。
 
良いことがあったときや、逆に悪いことがあったときにも、
それは、その人の人間性や器が試されているとき。
 
偉そうになってしまったり、威張ったり、
逆に、ガックリと落ち込んでしまったり、不機嫌になったり、まわりに当たったりしないうようにしたいものです。
 

争いは避けたいが(2017/4/20)

弁護士さんが書いた『「運の良くなる生き方」』という本。
弁護士さんが、こういうテーマの本って少し不思議な気も。
 
さて内容はというと。
 
約50年間近く弁護士をして、1万人を超える本当に大勢の人々の人生を見てきたという。
 
1万人もの人生を見てきてわかったことが、
世の中には、確かに運の良い人と悪い人がいるということ。
 
「良い人の周囲には良い人ばかり」なのに、
「悪い人の周りには悪い人ばかり」という不思議な事実。
 
裁判の依頼者でも相手方でも、
しょっちゅう争い事を起こしている人には、
他人を陥れたり傷つけたりしても自分が得をしたい「悪い人」がよくいるという。
 
そして、わかった運を良くするコツの一つ。
それは
「良い人と付き合う」ということなんですって。
 
運を良くしたいのなら良い人と付き合う。
 
これが、弁護士の経験則となったそうです。
 
そして、もうひとつわかったこと
「争うと運が悪くなる」
 
「争っていいことは何もない」ということ。
 
不思議なことに、裁判で勝った後に不幸になる人が珍しくないそうです。
 
勝訴を勝ち取った後に会社が倒産したり、
不渡り手形をつかまされたり、
経営者が交通事故にあったりする例を数々見てきたというのです。
 
きっと恨みを買ったために、運が落ちてしまった。
 
争いは恨みを残し、運を落としてしまうということ。
 
意外にも、「争わないほうがいい」というのが、弁護士の基本だそうです。
 
知恵の限りを尽くし、争いにならないようにすることこそが最上の方策。
 
北朝鮮問題が、頭に浮かびます。
 
どうしたものやら。
 
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